ryokamizuhara’s diary

とある書店員の雑記。人間関係の悩みや、書評、映画、そしてBach。5歳女児の父。下手っぴギターが趣味。

アベンジャーズ/エンドゲーム 鳥肌そして涙・・・11年間ありがとう!! *ネタバレあり

この記事には「アベンジャーズ/エンドゲーム」および他MCU作品のネタバレを含みます。

まだ観てない方は、絶対に読まないようご注意ください。

 

ということで、「アベンジャーズ/エンドゲーム」参戦してきました。


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感想

大満足!

ありがとうアイアンマン!トニー・スターク!ロバート・ダウニー・Jr!!

キャプテン・アメリカ、カッコいい!!最高!!

 

メチャクチャ良い!!

すごかった! 泣いた、笑った、鳥肌たった!

・・・でもちょっとモヤる・・・ッ!

 

というのが正直なところ。

 

我らがアイアンマン

まずはなんと言っても「アイアンマン」こと「トニー・スターク」の物語。

エンドゲームの話の主軸はアイアンマンといって良いでしょう。

 

そもそもMCUは2008年のアイアンマンの第1作目からスタートしました。

そこから、ハルク、ソー、キャプテン・アメリカ・・・そしてアベンジャーズと拡がっていきます。

アイアンマンの単独作品としては3作品、アベンジャーズシリーズ、シビル・ウォー、スパイダーマン・ホームカミングなど、MCU全体を通して重要なキャラクターでした。

 

そのアイアンマンの物語がエンドゲームで完結したと言ってよいでしょう。

トニーに娘ができた事は、彼にとって大きな心境の変化だったと思います。

 

私も娘を持つ父親として、気持ちが良くわかります。

 

今回は他にも、ホークアイアントマンも子供との関係が描かれていて、

冒頭のホークアイの娘が消えるシーンや、

5年後戻ってきたスコット(アントマン)が娘の安否を確認するシーンとかはホントに胸がいたいです。

共同墓地で娘のキャシーの名前を探しながら、頼む、頼む・・・ってところで(涙)

結果、キャシーは無事でよかったのですが、再開して「大きくなったな」って言うところでは、

多分私も同じこと言うだろうなぁ、と思いました(笑)

 

それはともかく、真に守るべき者ができたトニー。

そこへ、量子世界から戻ってきたスコットをきっかけに

もしかしたらタイムトラベルできるかもしれない、ということがわかり、

前作「アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー」のラストで

消えてしまった人々を救えるかもしれない、という希望が見えます。

 

しかし、トニーにとって今や娘がいる現在がかけがえのない時間であり、

もしもタイムトラベルして現在が変わってしまったら・・・娘がいなくなったら・・・

という不安があったでしょう。

タイムマシンの作成に協力を求められますが乗り気ではありません。

 

葛藤の末、自分の腕の中で消えていった「スパイダーマン」(ピーター・パーカー)

の事を想い、ふとシュミレーションを行ってみるとあっさり成功してしまいます(笑)

天才過ぎる!

 

結局、今の世界を変えない事を条件にタイムトラベル作戦に乗り出します。

具体的には、時間を戻すとか、やり直しをする、のではなく、

過去から「インフィニティー・ストーン」を集めてきて、

そのパワーでサノスに消された人々を戻すという事になりました。

つまり今現在生きている人々には影響が出ないということです。

 

そこからインフィニティ・ストーン奪還作戦に入り、

アベンジャーズのメンバーが各時代へとタイムトラベルしていきます。

そんな中で、トニーは自分の父親であるハワード・スタークと出会います。

ここのシーンもやっぱり良いシーンだなと思いましたね。

 

そしてすべてそろって、ハルクが指パッチンしてからの、

過去から来たサノスとの最終決戦へ。

 

大盛り上がりの戦闘シーンから、

ラストの「それなら・・・私はアイアンマンだ」(I am Ironman)

 

まさに1作目で言った言葉で、最期を〆たのはホントにカッコよかった。

アイアンマンのラストを飾る物語として完璧なシナリオでした。

 

キャプテン・アメリカの活躍

 そしてもう一人の主役キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース

彼の活躍も本当に良かった!

今回のカッコよいところは全部キャップが持ってきましたね。

 

特に最終決戦、消えたヒーロー達が復活して、サノスの軍団と対峙・・・

一瞬の静寂からの静かに言い放った

 

アベンジャーズ・・・アッセンブル」

 

ゾクゾクゾクー!鳥肌、なんかわからない興奮が襲ってきました。

待ちに待ってた一言ですが、予想を遥かに超えてカッコよかったですね。

 

そして、キャップがソーのハンマー「ムジョルニア」を突然使い始めた所で

更にゾクゾクゾクー!でした。

そこでソーの一言「やっぱりな(ニヤリ)」

 

そもそもムジョルニアは選ばれし者しか持ち上げる事ができませんが、

キャプテン・アメリカはその高潔さゆえに持ち上げる事ができたのでしょう。

最近のソーはだらしなくて逆に持てない気もするけど(笑)

 

*実は、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」で

キャップがハンマーを持ち上げようとしたときに、ちょっとだけ動いて、

ソーが目を丸くする、という1シーンで伏線が張られていました。

 

で、このムジョルニアを持ったキャップが強いのなんの!

いくら「超人血清」で普通の人間より強いって言ったって、

アイアンマンやソー、ハルク、スパイダーマンに比べればただの人間だし、

ウォーマシンやファルコン、ブラックパンサーのように特殊スーツも着ていない。

 

あるのはヴィブラニウム製の盾と勇気のみ。

だからキャップの戦いを観るときはいつもハラハラします。

銃撃戦もあたったら死ぬ危険があります。

ましてやサノス相手だなんて・・・

 

そこで、覚醒!!

サノスすら互角で戦えるぐらい強かった。

このカタルシスたるや・・・最高!痺れました!

 

少しモヤモヤすること

映画として間違いなく面白かった!といえるのですが、

少しモヤモヤ感が残りました。

それが何だったのか少しまとめてみます。

 

前編「インフィニティー・ウォー」のアンサーとしての位置づけ 


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「インフィニティ・ウォー」ではサノスの勝利に終わり全世界の人口の半分が消えてしまいました。

後編である「エンドゲーム」では必然的に、

どのようにサノスを倒すか? 

消えた人々をどう生き返らせるか?

その答えを示す話となるはずです。

 

そしてインフィニティ・ウォー公開からエンドゲームまで1年間ありましたので、

その間に皆、自分なりの予想をたてていたはずです。

しかもアベンジャーズのラストという事もあってかなりの期待があったはずです。

ですので、その全世界の高まり過ぎた期待に100%答える事ができるかと言えば、

とても難しいかったでしょう。

 

個人的にエンドゲームに期待していた事は、

  • トニーとスティーブが和解する(に決まってるけど)
  • アベンジャーズ・アッセンブル
  • 消えた人々の復活の方法は単純に時を戻すとかではない
  • ハルクは大暴れする
  • ホークアイはきっと重要な任務についている
  • アントマンが量子世界で何とか脱出方法を見つけて、それが皆を救うヒントになる
  • 敗れたヒーローたちの活躍
  • ロキの死、ガモーラの死への解決策
  • クイックシルバー復活?
  • ヴィジョン復活?シュリが直す?
  • サノスを倒す

など。

 

ハルク

前回ハルク化せずに終わってしまったため、今回は大暴れしてくれる事を期待しました。

しかし・・・バナーとハルクは融合してしまい逆に落ち着いてしました・・・。

せめて一回くらい大爆発してほしかったなぁ。

 

ホークアイ

冒頭で家族が消えてしまってしまい心が痛かったですが、

ただそれでヤサグレてしまったのが残念でした。

そしてなぜローニンになったのかも?でした。

 

アントマン

アントマン&ワスプ」のラストで量子世界に取り残されてしまったアントマン

インフィニティ・ウォーでは出番がなかったので活躍を期待していました。

量子世界でなにか冒険と言うか戦いの末、脱出してくるんだろうなぁ、と思いきや・・・

単なる偶然によって戻ってくる。

アントマンらしいと言えばらしいけど、

アントマン好きだからこそ、ちゃんとヒーローとしての活躍が見たかったんだよな。

 

ロキ

ロキの死は衝撃的でした。

この男は絶対にただでは死なんと思っていたのですが、普通に死んでしまったようです。

ただ過去の世界でキューブを奪って逃げたので、別の時間軸では生き残ったかもしれません。

しかし、ソーとの絡みも見たかった。

 

ガモーラ

前回サノスがソウルストーンを得るために殺されてしまったガモーラ。

これもなんとか助ける方法があるんじゃないかと思いましたが、復活せず・・・。

過去のガモーラは登場しましたが、ガーディアンズ達との思い出もないので、別のガモーラですよね。

このままではクイルも可哀想です。

ただ、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3」が決まってますのでそこに期待。

 

ヴィジョン

復活して欲しかった・・・けど一切何も語られなかった・・・。 

 

タイムトラベル

今回は結局タイムトラベルものになったわけですが、

タイムトラベルという題材自体がモヤモヤするテーマなのです。

なぜかといえば頭がこんがらがるからです(笑)

映画を観ている最中に、

「この時代にいって、これをもってきて・・・」

「この人と出会って・・・、本人同士が会ってしまったけどいいの?」

「あれして、これして、矛盾が生じてないかな?」

など、いろんな事を考えてしまう事自体がモヤモヤです。

最終的に、結局これで合ってた・・・のかな?って感じですね。

 

ヒーロー物はヒーローの活躍が見たいのであって、ちょっと別ジャンルになってしまった感はあります。

 

 太ったソー

皆きっと思ったであろう、太ったソー問題(笑)

完全なる出落ちでしたが、やっぱり単純にカッコいいソーが観たかった。

やせなくてもいいから、インフィニティ・ウォーに勝るとも劣らない、

最後にドーンと神々しい姿を見たかった。

デブでもカッコいい!!!となれば最高でしたね。

 

ガーディアンズ

前回でロケットを残して全滅したガーディアンズ

今回復活したところで全員で何かあって欲しかった。

感動の再開というか、そういうのが見たかったなぁ。

スターロードことクイルの出番も少なかったし。

ロケットはもっと思う事があったに違いない・・・

 

ナターシャの死

うーん、仕方ないとはいえ、ホントに死んでしまったの?

ガモーラと一緒で何とか復活の手段はないのでしょうか?

 

3時間はやはりちょっと長い?

映画として考えたときにやっぱりちょっと長い。

トイレが近い私としてはそれが邪念となります(笑)

 

結論

結局、私はエンドゲームに何を求めていたか・・・

それはカッコいいヒーロー達を観たい!

だったのかなと思います。

ですから、

アイアンマン、キャプテン・アメリカ100億点!!

それ以外はもっと観たかった!

全然みたりなかったぞー、という所です。

だって、前回サノスにボコボコにやられたんですから、やり返さないと。

最終決戦をあと30分ぐらい伸ばしても全然OKだと思いますね。

スピンオフドラマや続編もありそうですが、ひとつのくぎりとしてスッキリはしたかった。

 

と、なんだかんだ言いましたが面白い事には間違いない!

ありがとうアベンジャーズ

さて次は吹き替え版でもう一回観て来ます!!

 

アイアンマングッズが欲しい!