フランス組曲 第1番 BWV812
昔打ち込みした「フランス組曲 第1番 BWV812」をyoutubeにアップしました。
”打ち込み”とはPCを使って音符を入力していき音楽を作る事で、
いわゆるDTM(デスクトップ・ミュージック)ですね。
で、その時に使った楽譜がこちら。
なぜ打ち込みしようと思ったかといえば、バッハの音楽の作りを勉強(と言うほど大げさではないけど)してみたかったからです。
いわゆる”写譜”的な作業です。
バッハの時代にはもちろんコピー機なんてありませんし、楽譜を書き写す作業と言うのは一つの勉強法だったみたいです。
あと、私は当時ホントに楽譜が読めませんでしたので、その訓練にもなるかなぁ、てのもありました。
かろうじてわかる”ド”の位置から順番に数えていくしかないという(汗)
そして♯やら♭、トリル、プラルトリラー、モルデント等など・・・。
このフランス組曲を打ち込み始めた時は「フランス組曲の演奏」を聴いてない状態でした。
ですので、打ち込みしながら曲を聴いて、覚えていくという感じでした。
だから曲が出来上がって行くのがすごく楽しかった(笑)
それはともかく、バッハの”組曲”というのは、基本的に舞曲のセットになっています。
今風に言えばダンスミュージックと言って良いと思います。
正直なところ、もはやどのような踊りだったのかは良くわかりませんが・・・
ですので、踊っているイメージで、もしくはそのリズムにノって聞くのが良いと思います(実際に踊るかどうかはおいておくとしても)
フランス組曲 第1番は
の5曲です。
アルマンドは速くも遅くもなく、中くらいのテンポ。
最初の1音からインパクト大です。
ググっと引き込まれます。
クーラントは速いテンポ。
疾走感が心地よいです。
サラバンドは3拍子で、2拍目をひきずるような独特な曲調。
組曲の中のサラバンドは一旦落ち着くポイントで、すごく良い曲が多い気がします。
第1番は少し物悲しい感じですね。
メヌエットはシンプルな3拍子。
メヌエットは「1」と「2」があり、「1」を演奏後続けて「2」を演奏し、最後にもう一度「1」を演奏します。
メヌエットはとにかく解りやすくて、とっつきやすい曲ですね。
このジーグはとても特徴があります。クセになるリズムです。
鍵盤のみでここまでリズム感が出せるとは、と改めてと思います。
バッハの曲は聴けば聴く程”味”が出ますので、是非何度も聞いてみてください。
チェンバロの演奏も良いです。