ryokamizuhara’s diary

とある書店員の雑記。人間関係の悩みや、書評、映画、そしてBach。5歳女児の父。下手っぴギターが趣味。

無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV1012


J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)(期間生産限定盤)

 

バッハの無伴奏と言えば、「無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ」と並び、この無伴奏チェロ組曲です。

第1番から第6番まであり、それぞれ1曲目にプレリュードが付く組曲形式です。

第1番のプレリュードはおそらく誰もが聴いた事のある名曲です。

 

 

ですが、意外とこの第1番のプレリュード以外は聴いた事がない人が大半なんじゃないかなと思います。

なんせ第1番から順番に聴いていこうとすると第2番で重苦しい短調が来てしまい挫折してしまった人もいるかもしれません。

でも、ちょっと待ってください!最後に待っているんですよ、超名曲が!

 

という事で、今回は私の超お勧めの第6番をご紹介します。

是非多くの方に聴いていただきたい!!

曲の構成は、

1.プレリュード

2.アルマンド

3.クーラント

4.サラバンド

5.ガヴォットⅠ/Ⅱ

6.ジー

の6曲。

 

第6番の印象としては、全体的に明るくて軽快、そして美しい旋律

 

1曲目のプレリュード、3連符を連打するメロディでとてもノリが良いです。

ついつい口ずさんでしまいます。

個人的には第1番のプレリュードより好きです。

 

2曲目のアルマンドはゆったりしたテンポで弾かれる事が多いですが、まぁ、とにかくメロディが美しい

 

3曲目のクーラントは軽快な跳ねるようなリズム。

 

4曲目のサラバンドもとにかく美しくて、聴きやすいメロディ。

星が夜空にキラキラ光っているそんなイメージがします(個人的な妄想)

第6番の中でもおすすめの1曲です。

 

5番のガヴォットも軽快で、キャッチーなメロディ。

Ⅰを演奏してからⅡに移り最後にもう一度Ⅰの演奏をします。

Ⅱのバグパイプっぽい演奏が特徴的ですね。

 

6番のジーグは速いテンポで軽快に〆てくれます。

 

第6番はとにかく聴いていて明るく元気な気持ちにさせてくれる一曲です。

ちょっと疲れてる時とかにも良いかもしれません。

 

あと無伴奏ヴァイオリンと同じく、この無伴奏チェロ組曲クラシックギターで良く弾かれます。

ギターでの演奏も良い!!

ギターお弾きの方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

いくつか動画を貼っておきます。

 

プレリュード

世界のギタリスト山下和仁。力強い演奏です。後半の細かい符割の部分も完璧・・・。

ついつい見入ってしまいます。

 

アルマンド

この方の演奏はとにかく綺麗です。

 

サラバンド

ギター下手っぴな私でもなんとか弾けるこの曲。

この方の演奏を参考にさせていただきました。

 

ガヴォット

Cesar Amaroさんの演奏はめちゃ味があります。

Amaroさんのほかの演奏も良いですねぇ。

 

いかがだったでしょうか?

バッハを知らない方にも是非聴いて頂きたい、超おすすめな一曲です!