ryokamizuhara’s diary

とある書店員の雑記。人間関係の悩みや、書評、映画、そしてBach。5歳女児の父。下手っぴギターが趣味。

X-MEN:ダーク・フェニックス ”20世紀FOX”最後のX-MEN


X-MEN:ダーク・フェニックス (吹替版)

 

2019年6月に公開された、20世紀FOXとしてはシリーズ最後となるX-MEN:ダーク・フェニックス」

10月DVD・BDリリースに伴い、レンタルにて観賞しました!!

ネタバレありレビューです。未見の方はご注意ください。

 

X-MEN:ダークフェニックス(2019)

監督・脚本:サイモン・キンバーグ

出演者:ジェームズ・マカヴォイ

    マイケル・ファスベンダー

    ジェニファー・ローレンス

    ニコラス・ホルト 他

 

感想

正直な感想を申し上げますと・・・

 

物足りない!!

もっと観たかったぞーーー!!

 

て感じでした。 

やはり、この俳優陣で観れる最後のX-MENだと思うと、もっと盛り上がってほしかった!!

最終章、というよりどちらかというとスピンオフ的な感じがありますね。

 

そしてやっぱりマグニートーことエリック・レーンシャー(マイケル・ファスベンダー)があいかわらずカッコイイですね。

あと、ナイトクローラーのカート君が頑張ったのが印象的。というか便利に使われすぎという気も・・・(笑)

 

ストーリー

スペースシャトルのトラブルが起こり、救助の為に宇宙へと向かったX-MEN

そこで最後の一人を救出した際に、ジーン・グレイはシャトルからの脱出に間に合わず、その時近づいていた太陽フレア(のようなもの)に飲み込まれてしまう。

大爆発がおこり死んだかと思われたジーンだが、なぜか無傷で生還。

しかし、ジーンは自分の力や行動を徐々に制御できなくなり・・・

 

原作とされているのはこちらのコミック「ダーク・フェニックス・サーガ」

私は未読なのですが、あらすじ読んでわかるくらいにまったく内容が違うようですね。

コミックは名作と言われているだけに、もしもコミックにそって作られていたら・・・。

 

残念と感じた点

観ていて残念だなと思った点の一つは、物語の起伏が少ない事

前半の約1時間は、ジーンを中心に過去の事など描かれているのですが、あまり山場がありません。

もう少しテンポ良くても良いかなぁ、と思ってしまいました。

 

ジーンの行動や考えに疑問が残る

”自分の力を制御できなくなってしまった”、のはわかるのですが、映画を観ていてそれが伝わってこなかった。

力を制御しようと堪えてる感じ、葛藤している節もなく、平気で仲間を傷つけちゃうし。そのあと、エリックにわざわざ会いに行った理由も良くわからない(結局ヘリやらを破壊しただけ)

レイブンを殺してしまったのになぜエリックに会いに行くのだ・・・。

 

等々、色々あり私はジーンにまったく感情移入できなかったのが大きいです。

 

あの異星人達は何者?

今回のヴィランジーンに宿った「ダーク・フェニックスの力」を求めてやってきた異星人なのですが、この人達はあまり説明がされず、ヴィランとしてはとても印象が薄い。原作を読んだ方なら解るのかもしれませんが、私のように映画だけ観たら、彼らは

一体何者だったのか疑問が残るのではないでしょうか。

ヒーローものはやっぱりヴィランも大事だなと思いました。

 

良かった点

後半に入ってからのアクションシーン。

特に、やっぱり電車内のバトルはカッコ良かったですね。

全員解放されて立ち上がるシーンでは鳥肌!!テンション上がる!!

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出典:https://www.imdb.com/

 

なぜか味方してくれるエリックはやはりツンデレか・・・。

X-MENのメンバーもみんな出番があって良かった!!

クイックシルバーはもうちょい出番あっても良かったんじゃない?

もっともっとアクションシーン観たかった!!

 

プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア

序盤はミスを犯しまくりのチャールズにイライラしてしまいましたが、ジーンの為を思い真実を隠していたという事も解り、最後は自分の過ちを認めました。

終わりよければすべて良し。

演じたジェームズ・マカヴォイも良かった。

階段上った後のシーンで、初代プロフェッサーXを演じたパトリック・スチュアートにそっくりに見える場面があってビックリしました。

 

 マグニートー/エリック・レーンシャー

今作は、もう完全にマグニートーがアクションシーンも含めて持って行っちゃった印象です。相変わらず報われない男ですが・・・。

最後はチャールズに会いに行ってしまうあたり、やっぱり二人は仲良いんじゃん、とほっこりラストでした。

 

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出典:https://www.imdb.com/

 

まとめ

というわけで、2000年にスタートした20世紀FOX制作のX-MENは今回が最後となります。このキャストでは(おそらく)もう観ることができないのが残念です。

今後はMCU作品として新生X-MENになりそうですが、マイケル・ファスベンダージェームズ・マカヴォイ、ハンク役のニコラス・ホルトあたりは続投してくれないかなぁ・・・。

時代設定的に無理そうなのですが。

 

とにかくX-MENシリーズを観てきた人は観ておかねばならぬ1本!!

 

個人的には「ウルヴァリンX-MEN ZERO」が結構好きなんですよね。

デッドプールは確かにアレなんですけど、映画としては面白いと思う(異論は認める)

ガンビットとかカッコいいし!!