ryokamizuhara’s diary

とある書店員の雑記。人間関係の悩みや、書評、映画、そしてBach。5歳女児の父。下手っぴギターが趣味。

運び屋 クリント・イーストウッド、いや多田野曜平さんを観る


運び屋(吹替版)

 

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「運び屋」観ました。

クリント・イーストウッドが監督・主演で実話を元に作られた映画です。

出演者は、 

と豪華です。(結構MCU色が強い気が)

 

予告を観ますとクライムサスペンス的な雰囲気を出していますが、私の感想からすると、犯罪映画というよりも、家族をテーマとしたヒューマンドラマでした。

 

イーストウッドが演じる主人公のアールという老人は過去に仕事を優先し、家族との時間を大切にしてこなかった為、現在は、妻や娘と疎遠になってしまっています。

そんな中、唯一味方でいてくれた孫娘の結婚パーティに行った際にも妻、娘と口論になってしまう。

 そこで、偶然出会った男から運び屋の仕事を紹介される事に・・・。

 

もちろん、麻薬の運び屋(を始めてしまった老人)の話なので、犯罪に関わっているのですが、アールは誰かに暴力を振るったりすることもなく、基本的には良い人。

運び屋で稼いだお金も他の誰かの為に使っちゃったりするお人好しです。 

 そんなアールというおじいちゃんですので、どうも憎めないというか、人から好かれる人物でして、組織の人間たちとも仲良くなっちゃったりします。

そんなんで、麻薬組織からも腕を買われ、どんどん運ぶ麻薬の量が増えていきます。

 

中盤からベイツ捜査官(ブラッドリー・クーパー)とトレビノ捜査官(マイケル・ペーニャ)が麻薬組織を摘発するために捜査をはじめます。

とある場面で、ベイツはアールが運び屋とは知らずに会話をするシーンがあるのですが、ここでもアールのお人好しがでています。

 

今となっては「本当に大切なのは家族だ」という事がわかっているアールですが、その家族には受け入れられていない。

物語の最後、アールがどのような選択をするのか?

家族や、大切な人との事を考えさせられる1本です。

 

多田野曜平さんによるクリント・イーストウッド

そして突然ですが、ドゥーフェンシュマーツ博士をご存じでしょうか?

私が大好きなアニメ「フィニアスとファーブ」に出てくるキャラクターです。

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カモノハシのペリーはツムツムにもいるし、キャラクターグッズも多いので、ご存じの方もいるかと思いますが、ドゥーフェンシュマーツ博士はペリーの宿敵です。

このアニメは毎回毎回決まったパターンで展開されます(それがクセになる)

で、毎回毎回ペリーとドゥーフェンシュマーツ博士は対決します(笑)

 

面白いのでこちらもぜひ観て頂きたいのですが、今回「運び屋」でクリント・イーストウッドの吹き替えをされたのが、ドゥーフェンシュマーツ博士の声優の多田野曜平さんです。

 私はフィニアスとファーブでドゥーフェンシュマーツ博士を好きになり、それで多田野さんを知りました。

なのでドゥーフェンシュマーツ博士=多田野曜平です(笑)

 

ドゥーフェンシュマーツ博士は面白おかしいキャラなのですが、

実は、今は亡き山田康夫さんに非常に声質が似ているという事で、過去のイーストウッド作品の吹き替えのない場面を代役で吹き替えなどされています。

山田康夫さん本人かと思うほどの声です。

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 それで今回「運び屋」では全編すべて多田野さんがイーストウッドを吹き替えされています。

正直、私は多田野さんの吹き替えが聞きたくて「運び屋」を鑑賞したくらいです(笑)

もちろん作品自体良かったのですけどね。

しっかりおじいちゃん感も出ていて、それでいて渋カッコ良かった。

これで今後は名実ともにクリント・イーストウッド=多田野曜平になるのではないでしょうか。

皆さんも是非吹き替えで観てみてください!

 

フィニアスとファーブの新作やらないかな。