ryokamizuhara’s diary

とある書店員の雑記。人間関係の悩みや、書評、映画、そしてBach。5歳女児の父。下手っぴギターが趣味。

『Mr.ノーバディ』冴えない親父・・・!?いや!!こいつはヤベェ奴だっ!!!

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公式WEBサイト

Universal Pictures Japan

 

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2021年6月より大ヒット上映中の『Mr.ノーバディ』!!

久しぶりの映画館で観て参りました!!!

トレーラー観たらわかる、これ絶対面白いヤツやん!!

 

というわけで、感想を書いてきたいと思います!

多少ネタバレあり!注意です!!

 

『Mr.ノーバディ』(原題:Nobody 2021)

監督:イリヤ・ナイシュラー

脚本:デレク・コルスタット

出演:ボブ・オデンカークコニー・ニールセン、RZA、アレクセイ・セレブリャコフ、クリストファー・ロイド 他

 

 

感想

これは予想通りにめちゃ面白かったーーーー!!最高!!!

いや~これは中々の傑作だと思います。

物語の導入からとても良いテンポで物語に引き込まれます。

この導入で「あ~、これは私の好きなヤツ」というのを確信(笑)

そして、その勢いは止まる事無くラストまでまったく退屈せずに楽しめました!!

コメディ色強めで笑えて、明るい音楽がバンバン流れて、アクションバシバシ!!

上映時間の約90分があっという間でした!!

 

監督は「イリヤ・ナイシュラー」という方で聞いたことがありませんが、この監督さん良いですね~。

アクションもしっかり撮れるし、編集とか音楽から感じるセンスが好きですね。

次回作も要チェックです!!

 

脚本は『ジョン・ウィック』シリーズを手掛けている「デレク・コルスタット」。

話はどこかジョン・ウィックに通じる所があって、お約束的なとこもあるんですけど、アクション映画としてわかりやすいって大事。

ジャンルとしては、『ジョン・ウィック』『イコライザー』等の「ナメてた相手が実は殺人マシンでした映画」、「元最強○○」系です。


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ジョン・ウィックイコライザーと違う点として新鮮なのは主人公には”家族がいる”ってとこですね。妻がいて、子供たちがいる。

復讐ではなく家族を守るために戦うという点が大きく異なります。

 

というわけで、世のお父さん方は必見の一本と言って良いでしょう(笑)

 

主人公「ハッチ・マンセル」

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まず言いたいのは主人公の「ハッチ」を演じた、

ボブ・オデンカーク」がめちゃ良い!!って事ですっ!!

ボブ・オデンカーク - Wikipedia

Wikiによると、映画も色々出演されているようですが、海外TVドラマ『ベター・コール・ソウル』で主演されいるようですね。

 


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知らない俳優さんでしたけど、今回この映画で大好きになりましたね~。

いやぁ、実に味がある俳優さんですね。

一見「普通のお父さん」にしか見えない優しそうな顔。

これが物語が進むにつれ、恐ろしい悪魔に見えてきます(笑)

 

大スターのように固定されたイメージがない為、このギャップにやられます

まさに今回の映画「Nobody(何者でもない)」にピッタリの配役です

 

冴えない親父

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さてそんなボブ・オデンカーク演じる主人公ハッチは、月曜日から金曜日まで真面目に働き、妻と二人の子供を持つ平凡な父親。

火曜日のゴミ収集の時間に毎回遅れてしまい、妻に「また・・・ゴミ出せなかったの?」とあきれられる。夫婦関係も冷め切っている。

 

 

そんなある夜、ハッチの家が男女二人組強盗に襲われる。

銃は持っているものの、明らかに不慣れな様子の強盗に対し、ハッチの息子が勇敢にとびかかる

そしてハッチがゴルフクラブで強盗の背後から攻撃・・・できたはずなのに、なぜか殴らずに降伏してしまう。

素人強盗犯はそのまま少額の現金を奪い逃走。

事なきを得るも、息子からも失望され、警官や隣人、会社の人間からもバカにされる始末・・・。

そして繰り返される代わり映えのない毎日・・・

 

しかし、ほんの些細な事がきっかけでハッチがキレる・・・

 

痛さの伝わるアクションが秀逸

この作品はアクション見応え充分!!

もちろん動きもキレッキレですけど、観てるこちらも痛くなってくるようなシーンが特徴的です。

金属に頭ゴーン!とやったりのどを金属の棒で思いっきいドーン!!と殴ったり。割れたガラスで顔面ザク!!とやったりですね・・・銃撃戦というよりは肉弾戦が多いですかね。

観ながら心の中で「ひえ~・・・痛って~(>_<)」となる事間違いなし(笑)

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序盤のバスの中での不良達とのアクションがありますけど、ホント痛いですし一気に引き込まれる印象深い場面。

やられる相手も可哀想なんですけど、ハッチも同じぐらいボコボコにされてるのがなんか良い(笑)

是非観て体感していただきたい!

 

家族の存在

ジョン・ウィック』や『イコライザー』と大きく違う点として、主人公のハッチには家族がいます。

序盤は妻から呆れられ、息子からも失望されているハッチ。

バスでの戦いの後、傷だらけで帰ったハッチは妻のベッカに対し「寂しいんだ・・・」と本音を漏らします。

それをきっかけに家族も変わっていきます。

そしてラスト、妻ベッカの一言がしびれます!!

 

クリストファー・ロイド

そしてもう一人、ハッチの父親役として、あのクリストファー・ロイドが出演しています。

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言わずもがな、バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズの”ドク”でお馴染みのクリストファー・ロイドです。

もうね、出てきた瞬間「ドクーーー!!」と心の中で叫んでしまいました(笑)

 


バック・トゥ・ザ・フューチャー (吹替版)

 

出てくれてるだけでも超うれしいですけど、しっかり活躍して良いとこ持ってきます!!

是非本編にてご覧ください!!

 

敵役を演じたアレクセイ・セレブリャコフ

ハッチと相対する事になるマフィアのボス「ユリアン」を演じた「アレクセイ・セレブリャコフ」にも一言触れておきたいです。

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この方の狂気じみた演技はホントに良かったです。

まさにおそロシアです・・・(笑)

この恐怖を感じる演技があってこそ、この映画が面白くなっているのは間違いない。

Wikiによるとロシアの作品が多そうですけど、今後の出演作にも注目したいです。

 

まとめ

というわけで、主演のボブ・オデンカークの魅力満載で、アクションも迫力満点!!

全体的に明るいノリでサクサク観れる楽しいアクション映画です。

随所で流れる音楽も魅力的で、どこか『ベイビー・ドライバー』を彷彿とさせるノリの良さもあります。


ベイビー・ドライバー (吹替版)

 

そして、クリストファー・ロイドの活躍も観れる!!(これ重要)

ストレス社会で戦う、世の中のお父さん達に是非観て頂きたい1本!! 

観たあとスッキリする事間違いなしです(笑)

続編も期待です!!