ryokamizuhara’s diary

とある書店員の雑記。人間関係の悩みや、書評、映画、そしてBach。5歳女児の父。下手っぴギターが趣味。

ヨハン・セバスティアン・バッハ その2

そもそも、私がバッハと出会ったのはいつだったかなぁ、と振り返ってみますと、

小学校か、中学校の音楽の授業だったか・・・。

あー、いやその前に、もしかしたら、給食の時間とかの校内放送で聞いてたかもしれませんね。

 

メヌエット ト長調 BWV.Anh.114とか

管弦楽組曲第3番のAir BWV1068G線上のアリア)あたりでしょうか。

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もちろん、その当時は「バッハの音楽」という認識はあまりなかったと思います。

 

音楽の授業では、

 

・小フーガ ト短調 BWV578

トッカータとフーガ ニ短調 BWV565

 

 あたりが印象が強いですね。

当時は、堅苦しくて重々しい音楽だな、と思いました。

あと、長い(笑)

 

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そもそも音楽の魅力、って何でしょう?

その音楽が良いと感じる要素は何でしょう?

 

通常の人ならば、圧倒的にメロディーが良いかどうかではないでしょうか?

その次に、リズムや和声。

コード進行が心地よいか。

J-popみたいな歌ものであれば、声が美しいとか、歌詞が共感できるとか。

楽器の演奏技術がすぐれているとか。

 

特に子供の頃というのは、わかりやすいメロディーってのが大事です。

 

残念ながらバッハの音楽には、

キャッチーでわかりやすいメロディーの曲は少ないかもしれません。

だから小中学生の頃に聞いても”まだ”心に響かないのです。

 

では、

バッハの音楽の魅力は何なのか?

それは、誤解を恐れずにいえば、構造の美しさです。

 

メロディーやリズムや和声を外見とするならば、

音楽の構造は、内面です。

 

構造というのは、例えば

  • フーガ
  • カノン
  • 協奏曲

のような形式だったり、

みたいなセットとしての形だったりします。

 

ですので、構造を理解した上でバッハを聞くことによって、

良さが何倍、・・・いや何十倍にもなるのです。

 

次はその辺について書いてみたいと思います。

今回はこの辺で。

 


ベリー・ベスト・クラシック1000 5::トッカータとフーガ ニ短調〜鈴木雅明/バッハ・オルガン名曲集 [ 鈴木雅明 ]