ヨハン・セバスティアン・バッハ その2
そもそも、私がバッハと出会ったのはいつだったかなぁ、と振り返ってみますと、
小学校か、中学校の音楽の授業だったか・・・。
あー、いやその前に、もしかしたら、給食の時間とかの校内放送で聞いてたかもしれませんね。
管弦楽組曲第3番のAir BWV1068(G線上のアリア)あたりでしょうか。
もちろん、その当時は「バッハの音楽」という認識はあまりなかったと思います。
音楽の授業では、
・小フーガ ト短調 BWV578
あたりが印象が強いですね。
当時は、堅苦しくて重々しい音楽だな、と思いました。
あと、長い(笑)
そもそも音楽の魅力、って何でしょう?
その音楽が良いと感じる要素は何でしょう?
通常の人ならば、圧倒的にメロディーが良いかどうかではないでしょうか?
その次に、リズムや和声。
コード進行が心地よいか。
J-popみたいな歌ものであれば、声が美しいとか、歌詞が共感できるとか。
楽器の演奏技術がすぐれているとか。
特に子供の頃というのは、わかりやすいメロディーってのが大事です。
残念ながらバッハの音楽には、
キャッチーでわかりやすいメロディーの曲は少ないかもしれません。
だから小中学生の頃に聞いても”まだ”心に響かないのです。
では、
バッハの音楽の魅力は何なのか?
それは、誤解を恐れずにいえば、構造の美しさです。
メロディーやリズムや和声を外見とするならば、
音楽の構造は、内面です。
構造というのは、例えば
- フーガ
- カノン
- 協奏曲
のような形式だったり、
みたいなセットとしての形だったりします。
ですので、構造を理解した上でバッハを聞くことによって、
良さが何倍、・・・いや何十倍にもなるのです。
次はその辺について書いてみたいと思います。
今回はこの辺で。
ベリー・ベスト・クラシック1000 5::トッカータとフーガ ニ短調〜鈴木雅明/バッハ・オルガン名曲集 [ 鈴木雅明 ]