ryokamizuhara’s diary

とある書店員の雑記。人間関係の悩みや、書評、映画、そしてBach。5歳女児の父。下手っぴギターが趣味。

アンパンマンとはじめよう! お歌と体操編 まねっこダンス


アンパンマンとはじめよう! お歌と体操編 まねっこダンス [DVD]

娘がアンパンマンのアニメに興味を持ち始めた1歳半ぐらいの頃に喜んでいたのがこちら。

アンパンマンとはじめよう!」シリーズのまねっこダンス!!

アンパンマンとはじめよう!シリーズはこちらから

内容は、わかりやすい歌に乗せて、アンパンマンたちが動物たちの動きをマネしていくというシンプルなものです。

ですが、娘はこのDVDをみて、象やゴリラののマネを一緒にやって喜んでいました!

これ見てから動物園に行ってみるのも良いかもしれませんね。

 

音楽はこちらのCDに収録されています。

10曲目のサバンナジャングルダンスが印象に残ります。


アンパンマンとはじめよう!お歌と体操 2

 

まだ言葉がわからなくても親子で一緒に楽しめる作品です。

まねっこサバンナダーンス♪

 

 

 

X-MEN:ダーク・フェニックス ”20世紀FOX”最後のX-MEN


X-MEN:ダーク・フェニックス (吹替版)

 

2019年6月に公開された、20世紀FOXとしてはシリーズ最後となるX-MEN:ダーク・フェニックス」

10月DVD・BDリリースに伴い、レンタルにて観賞しました!!

ネタバレありレビューです。未見の方はご注意ください。

 

X-MEN:ダークフェニックス(2019)

監督・脚本:サイモン・キンバーグ

出演者:ジェームズ・マカヴォイ

    マイケル・ファスベンダー

    ジェニファー・ローレンス

    ニコラス・ホルト 他

 

感想

正直な感想を申し上げますと・・・

 

物足りない!!

もっと観たかったぞーーー!!

 

て感じでした。 

やはり、この俳優陣で観れる最後のX-MENだと思うと、もっと盛り上がってほしかった!!

最終章、というよりどちらかというとスピンオフ的な感じがありますね。

 

そしてやっぱりマグニートーことエリック・レーンシャー(マイケル・ファスベンダー)があいかわらずカッコイイですね。

あと、ナイトクローラーのカート君が頑張ったのが印象的。というか便利に使われすぎという気も・・・(笑)

 

ストーリー

スペースシャトルのトラブルが起こり、救助の為に宇宙へと向かったX-MEN

そこで最後の一人を救出した際に、ジーン・グレイはシャトルからの脱出に間に合わず、その時近づいていた太陽フレア(のようなもの)に飲み込まれてしまう。

大爆発がおこり死んだかと思われたジーンだが、なぜか無傷で生還。

しかし、ジーンは自分の力や行動を徐々に制御できなくなり・・・

 

原作とされているのはこちらのコミック「ダーク・フェニックス・サーガ」

私は未読なのですが、あらすじ読んでわかるくらいにまったく内容が違うようですね。

コミックは名作と言われているだけに、もしもコミックにそって作られていたら・・・。

 

残念と感じた点

観ていて残念だなと思った点の一つは、物語の起伏が少ない事

前半の約1時間は、ジーンを中心に過去の事など描かれているのですが、あまり山場がありません。

もう少しテンポ良くても良いかなぁ、と思ってしまいました。

 

ジーンの行動や考えに疑問が残る

”自分の力を制御できなくなってしまった”、のはわかるのですが、映画を観ていてそれが伝わってこなかった。

力を制御しようと堪えてる感じ、葛藤している節もなく、平気で仲間を傷つけちゃうし。そのあと、エリックにわざわざ会いに行った理由も良くわからない(結局ヘリやらを破壊しただけ)

レイブンを殺してしまったのになぜエリックに会いに行くのだ・・・。

 

等々、色々あり私はジーンにまったく感情移入できなかったのが大きいです。

 

あの異星人達は何者?

今回のヴィランジーンに宿った「ダーク・フェニックスの力」を求めてやってきた異星人なのですが、この人達はあまり説明がされず、ヴィランとしてはとても印象が薄い。原作を読んだ方なら解るのかもしれませんが、私のように映画だけ観たら、彼らは

一体何者だったのか疑問が残るのではないでしょうか。

ヒーローものはやっぱりヴィランも大事だなと思いました。

 

良かった点

後半に入ってからのアクションシーン。

特に、やっぱり電車内のバトルはカッコ良かったですね。

全員解放されて立ち上がるシーンでは鳥肌!!テンション上がる!!

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出典:https://www.imdb.com/

 

なぜか味方してくれるエリックはやはりツンデレか・・・。

X-MENのメンバーもみんな出番があって良かった!!

クイックシルバーはもうちょい出番あっても良かったんじゃない?

もっともっとアクションシーン観たかった!!

 

プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア

序盤はミスを犯しまくりのチャールズにイライラしてしまいましたが、ジーンの為を思い真実を隠していたという事も解り、最後は自分の過ちを認めました。

終わりよければすべて良し。

演じたジェームズ・マカヴォイも良かった。

階段上った後のシーンで、初代プロフェッサーXを演じたパトリック・スチュアートにそっくりに見える場面があってビックリしました。

 

 マグニートー/エリック・レーンシャー

今作は、もう完全にマグニートーがアクションシーンも含めて持って行っちゃった印象です。相変わらず報われない男ですが・・・。

最後はチャールズに会いに行ってしまうあたり、やっぱり二人は仲良いんじゃん、とほっこりラストでした。

 

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出典:https://www.imdb.com/

 

まとめ

というわけで、2000年にスタートした20世紀FOX制作のX-MENは今回が最後となります。このキャストでは(おそらく)もう観ることができないのが残念です。

今後はMCU作品として新生X-MENになりそうですが、マイケル・ファスベンダージェームズ・マカヴォイ、ハンク役のニコラス・ホルトあたりは続投してくれないかなぁ・・・。

時代設定的に無理そうなのですが。

 

とにかくX-MENシリーズを観てきた人は観ておかねばならぬ1本!!

 

個人的には「ウルヴァリンX-MEN ZERO」が結構好きなんですよね。

デッドプールは確かにアレなんですけど、映画としては面白いと思う(異論は認める)

ガンビットとかカッコいいし!!

 

無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV1012


J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)(期間生産限定盤)

 

バッハの無伴奏と言えば、「無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ」と並び、この無伴奏チェロ組曲です。

第1番から第6番まであり、それぞれ1曲目にプレリュードが付く組曲形式です。

第1番のプレリュードはおそらく誰もが聴いた事のある名曲です。

 

 

ですが、意外とこの第1番のプレリュード以外は聴いた事がない人が大半なんじゃないかなと思います。

なんせ第1番から順番に聴いていこうとすると第2番で重苦しい短調が来てしまい挫折してしまった人もいるかもしれません。

でも、ちょっと待ってください!最後に待っているんですよ、超名曲が!

 

という事で、今回は私の超お勧めの第6番をご紹介します。

是非多くの方に聴いていただきたい!!

曲の構成は、

1.プレリュード

2.アルマンド

3.クーラント

4.サラバンド

5.ガヴォットⅠ/Ⅱ

6.ジー

の6曲。

 

第6番の印象としては、全体的に明るくて軽快、そして美しい旋律

 

1曲目のプレリュード、3連符を連打するメロディでとてもノリが良いです。

ついつい口ずさんでしまいます。

個人的には第1番のプレリュードより好きです。

 

2曲目のアルマンドはゆったりしたテンポで弾かれる事が多いですが、まぁ、とにかくメロディが美しい

 

3曲目のクーラントは軽快な跳ねるようなリズム。

 

4曲目のサラバンドもとにかく美しくて、聴きやすいメロディ。

星が夜空にキラキラ光っているそんなイメージがします(個人的な妄想)

第6番の中でもおすすめの1曲です。

 

5番のガヴォットも軽快で、キャッチーなメロディ。

Ⅰを演奏してからⅡに移り最後にもう一度Ⅰの演奏をします。

Ⅱのバグパイプっぽい演奏が特徴的ですね。

 

6番のジーグは速いテンポで軽快に〆てくれます。

 

第6番はとにかく聴いていて明るく元気な気持ちにさせてくれる一曲です。

ちょっと疲れてる時とかにも良いかもしれません。

 

あと無伴奏ヴァイオリンと同じく、この無伴奏チェロ組曲クラシックギターで良く弾かれます。

ギターでの演奏も良い!!

ギターお弾きの方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

いくつか動画を貼っておきます。

 

プレリュード

世界のギタリスト山下和仁。力強い演奏です。後半の細かい符割の部分も完璧・・・。

ついつい見入ってしまいます。

 

アルマンド

この方の演奏はとにかく綺麗です。

 

サラバンド

ギター下手っぴな私でもなんとか弾けるこの曲。

この方の演奏を参考にさせていただきました。

 

ガヴォット

Cesar Amaroさんの演奏はめちゃ味があります。

Amaroさんのほかの演奏も良いですねぇ。

 

いかがだったでしょうか?

バッハを知らない方にも是非聴いて頂きたい、超おすすめな一曲です!

デス・ストランディング 発売せまる・・・!


【PS4】DEATH STRANDING【早期購入特典】アバター(ねんどろいどルーデンス)/PlayStation4ダイナミックテーマ/ゲーム内アイテム(封入)【Amazon.co.jp限定】オリジナルPS4テーマ(配信)

 

いよいよPS4のゲーム「デス・ストランディング」が2019年11月8日に発売されます!

メタルギアでお馴染みの「小島秀夫」監督がコナミを退社して独立してから約4年・・・。

新しいゲームを作っている噂はちょくちょく聞こえてきていましたが、ゲームの内容が良くわからない。

そこへ来て今年2019年のTGS東京ゲームショウ)で一気に情報解禁されゲームの概要が明らかになってきました。

 

 

動画をみると、どうやら”配達人”サムとなり、分断されてしまった北米のネットワークを繋ぎなおしていくというストーリーの様です。

なぜ北米大陸が分断されてしまったのか、”デス・ストランディングとは何なのか、生と死の世界、ストランド家?・・・、いやぁとにかく謎が多そうです。

 

実はPS4持っていなかった・・・のですが、どうしてもこのゲームはやらねばならぬのでPS4購入いたしました!

そしてamazonにてソフトも予約完了!

後は発売日を待つだけです。

思い起こせば、かつてPS3も「メタルギア・ソリッド4」の為に買った記憶が。

 

小島監督のPR活動なども盛り上がってきており、期待が高まります。

キャラクターのモデルに、ノーマン・リーダスマッツ・ミケルセン起用されている点で映画好きの人でも楽しめるのではないでしょうか。

マッツ×小島監督の対談もyoutubeにあがってます。

 

普段ほとんどゲームをやらなくなっていたので、ちゃんとクリアできるか不安です(笑) 

ベリーイージーモードでやるかな・・・。

 

余談

発売日までゲームがないので、ずっとやりたかったアンチャーテッド4」を中古でGET。

このシリーズは2と3をクリアしておりまして、大好きなゲームなのですが、いかんせんPS4を持っていなかったので・・・。 

映画好きな人にはお勧めのゲーム。

トム・ホランド主演で映画化もされますね。

今のうちにちょっとゲームに慣れておこう。

 
 

グリーンブック 最高に楽しいロードムービー!しかし・・・突きつけられる人種差別


グリーンブック(吹替版)

 

 

2019年第91回アカデミー賞では作品賞、脚本賞受賞!

マハーシャラ・アリ助演男優賞受賞、ヴィゴ・モーテンセンも主演男優賞ノミネートという話題作。

レンタル、吹替にて観賞しました。

 

グリーンブック(2019)

監督:ピーター・ファレリー

脚本:ニック・ヴァレロンガ、ブライアン・ヘインズ、カリーピーター・ファレリー

出演:ヴィゴ・モーテンセン

   マハーシャラ・アリ

   リンダ・カーデリーニ 他

 

 

感想

観る前はアカデミー賞取った、なおかつ人種差別を扱ってるから、まぁ重い話なのかな・・・、と思っていましたが、そこはさすが、「メリーに首ったけ」をはじめコメディを撮ってきたピーター・ファレリー監督!

 

すげぇ楽しい!めちゃくちゃお勧めしたい1本!!

 

流石にテーマがテーマだけにシリアスで、思わず考えてしまう場面はあるのですが、観終わった後は、「楽しかった!!」「観てよかった!!」と素直に思えました。

そして何より実話ベースだというのも驚きで、脚本のニック・ヴァレロンガは、主役の「トニー・ヴァレロンガ」の息子であり、他の作品でも監督や脚本をしているとの事。

 

ファレリー兄弟作品は、結構お下品な表現とかがありますけど、このグリーンブックはそういった場面も無く、誰が観ても楽しめる作品だと思います。

 

ちなみにファレリー兄弟監督作品で個人的に好きなのはこちら。

是非吹替で観てほしい・・・(草尾毅堀内賢雄

 

とにかく楽しいロードムービー

1962年アメリカ。

ストーリーは、とあるクラブで働いている「トニー・ヴァレロンガ」ヴィゴ・モーテンセン)がクラブの改装に伴い職を失い、職探しをする所から始まります。

トニーはがさつで腕っぷしの強い男でギャンブル好き。そして大食い(笑)

ある日、仕事の紹介されて面接に行くのですが、そこにいたのは黒人のピアニスト「”ドクター”・ドン・シャーリ」マハーシャラ・アリ)。

これからクリスマスまでの約2か月間ライブツアーをする為の用心棒兼運転手を探していたのだった。

 

こうして2人の車での旅が始まる。

ヴィゴ・モーテンセン 

そして何よりも一番良かったのは、主役の「トニー・”リップ”・ヴァレロンガ」を演じたヴィゴ・モーテンセン

とにかくヴィゴの演技がこの映画のトーンを明るくしてくれています。

 

この作品を観るまでは、寡黙なガンマンとか、寡黙な剣士みたいなクールでカッコいい。イメージでした。

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出典:Ratings and Reviews for New Movies and TV Shows - IMDb

 

それがグリーンブックでは、とにかくよくしゃべって、表情豊か!!

めちゃめちゃ食べる!そしてお腹も出てる(笑)

すげぇ人間臭い。

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出典:Ratings and Reviews for New Movies and TV Shows - IMDb

 

なんかイメージが反転してしまいましたが、それでもどこかカッコイイ。

この映画を観てヴィゴ・モーテンセンが大好きになりましたね~。

もちろんマハーシャラ・アリも良かったのですが、ヴィゴとの対比で更に際立った感はありました。

 

2人の会話や、やり取りをみてると思わず笑ってしまう場面がたくさんあります。

ケンタッキー州での件はやっぱ笑っちゃいます。

 

あと吹替の大塚芳忠さん最高です。

 

人種や立場の違い

ドン・シャーリーは黒人でありながらも、ピアニストとして成功して裕福な生活をしているが家族はいない。

一方、白人のトニーは貧しいながらも家族や親戚などに囲まれて楽しそうな暮らし。

学があり上品なドンに対し、ガサツで学がないトニー。

物語の序盤は、黒人であるドンの方が白人のトニーを雇うという構図の中、ドンの方が立場が強く描かれています。 

 

しかし南部へのツアーを進めるにつれ、黒人差別の現実が突きつけられます。

「グリーンブック」という黒人が泊まれるホテルが載っているガイドブックを頼りに宿を探さなければならないし。

一歩ホテルを出れば白人から暴力を受け、食事も一緒にできず、トイレも黒人用がある(しかも人が使うとはとても思えない)。

成功したドン・シャーリーでさえそうした扱いを受けなければなりません。

はたして普通の黒人はどんな差別を受けていたのでしょうか・・・。

 

そんな中で二人の距離は徐々に近づき、立場や人種を超えて”人と人”として繋がりが生まれていきます。

 

理想の夫婦

トニーとドンの関係がメインなんですが、この映画で個人的にとてもいいなと思ったのは、トニーと奥さんのドロレス(リンダ・カーデリーニ)の関係です。

子供も二人いてとにかく幸せそうなんですよね。

仕事が決まって2か月帰ってこれなくなった時のドロレスさみしがり様や、「手紙は苦手だ」と言いつつ頑張って手紙を書くトニー、それを読んで喜ぶドロレス・・・。

何というか、至る所に夫婦の愛の強さが現れていて、観てるこっちもなんだかほっこり幸せになります。

 

こんな夫婦になれたらいいなぁ。

今度手紙でも書いてみるか(笑)

 

あと、リンダ・カーデリーニさんはMCUホークアイことクリント・バートンの妻「ローラ・バートン」も演じられてますね。

ベスト奥さん賞受賞です。

 

まとめ

というわけで、さすがアカデミー作品賞を獲っただけあり、老若男女問わず間違いなく楽しめる作品!あと、音楽が好きな方にも。

 

観終わったあと、幸せな気持ちになれる映画。

時期的にクリスマスに観ても良いかもしれません。

まだ観てない方はおすすめです!

 

インタビュー動画もありましたので乗っけときます。

これ見るとヴィゴは痩せてるので、役作りでだいぶ太らせた感じですね。

俳優ってすごい。

 

 

それいけ!アンパンマン ばいきんまんと3ばいパンチ


それいけ!アンパンマン ばいきんまんと3ばいパンチ [DVD]

 

娘が3歳の頃よく観ていたのがばいきんまんと3ばいパンチ」

映画第8作の「それいけ!アンパンマン 空とぶ絵本とガラスの靴」の同時上映作品。

 

あらすじ

ばいきん星から、ばいきんまんにそっくりな「アカキンマン」と「アオキンマン」がやってきます。

三人そろった「ばいきんトリオ」は力をあわせてアンパンマンを倒そうとしますが・・・。

 

とにかくハチャメチャで楽しい作品。

特に劇中に流れる歌「ぼくらはヒーロー」の「ばいきんトリオ」の替え歌バージョンがあるのですが、これがノリが良い!!

 

 
バイキントリオ3ばいパンチ

 

アニメ映像と合わせて観るとさらに楽しいのですが、youtubeには動画がなかった・・・

 

アカキンマン&アオキンマン

見た目はそっくりな3人ですが、性格は結構違いがあります。

アカキンマン(声:山寺宏一)がツッコミとするならば、アオキンマン(声:福留功男)はボケ。

で、やっぱりばいきんまんはリーダーでまとめ役でしょうか。あんまりまとまらないけど(笑)

 

そして、みんなドキンちゃんが大好き(ホラーマンも含む)、というのもなんだか可愛いですね。完全に女王様だなぁ(笑)

 

メロンパンナちゃんとロールパンナ

出番はあまりないのですが、この二人も出てきます。

物語の冒頭では、ばいきんまんに操られた悪の姿で登場し、アンパンマンを追い詰めますが、メロンパンナのお陰で間一髪で我に返ります。

途中、ばいきんトリオのせいで行方不明になってしまったメロンパンナちゃんをみんなで探すのですが、最後は気絶してしまっていたメロンパンナちゃんをロールパンナがさりげなく助けて去っていきます。

なかなかお姉ちゃんに会えないメロンパンナちゃんがなんとも切ない。

 

娘もロールパンナを「おねえちゃん」と呼んでおります(笑)

 

まとめ

というわけで、見ていてとにかく楽しくて、笑える。

最後はちょっとほっこり。

あと、時間が30分ぐらいなので、ちょっと車で出かける時なんかにもちょうど良い長さ。

ばいきんトリオの歌を一緒に歌ってみて下さい。

ばいきんまんが好きなお子さんにはおすすめ!

ヘビロテ間違いなしです!

 

2歳~3歳ぐらいには「ねじねじ」シリーズ良いですね。

 

ジョーカー[JOKER] こうしてカリスマは生まれた *ネタバレあり


Joker (Original Motion Picture Soundtrack)

 

さぁ、2019年10月4日にDCコミック代表するヴィランを題材にした映画「ジョーカー」が公開されました!!

予告の完成度の高さ、そして各方面で大絶賛されていたので、とても楽しみにしていた作品です。

という事で期待̝高めで観て参りました!

 

*このレビューは思いっきりネタバレがありますので、まだ観てない方はお気を付けください。そして、これから観に行く方は、影響を受けたと言われる作品「タクシードライバー」と「キング・オブ・コメディ」も観ないほうが楽しめるかもしれません。

 

youtu.be

 

JOKER(2019)

監督:トッド・フィリップス

出演:ホアキン・フェニックス

   ロバート・デ・ニーロ

   ザジー・ビーツ 他

 

 

感想

正直な感想・・・「うーん・・・評価が難しい」です。

大絶賛の声が多いのですが、私は思う事が色々とあって素直に「面白かった!」とはならなかったんですね・・・。

 

ただ、ホアキン・フェニックスはすごかった!!

 正に怪演!演技としては文句なしの100億点!!

特にラスト30分、「アーサー」(ホアキン・フェニックス)がジョーカーへと変わっていく姿はカッコイイとすら思いました。

やっと来た!待ってました!って感じですね。

そして煙草もいいですねぇ・・・。世間では吸わないのが当たり前になってきましたが、やっぱ煙草は絵になるなぁ。

映画を観てジョーカー的な人が増えるよりも、喫煙者が増えそうな気がしますね(笑)

 

オマージュ?リメイク?

公開前から「ジョーカー」はある作品に影響を受けていると言われていました。

それはマーティン・スコセッシ監督&ロバート・デ・ニーロ主演のタクシードライバー「キング・オブ・コメディ」です。

私は一応予習のつもりでこの2作品を観てから行ったのですが・・・、それがちょっと失敗だったかもしれません。

 

というのも、ジョーカーを劇場で観ていてびっくり、設定やストーリーがほぼこの2作品を完全にベースにしているといっても過言ではありませんでした。

アーサーがコメディアンになりたい男で、憧れのコメディアン「マレー・フランクリン」(ロバート・デ・ニーロ)との関係は「キング・オブ・コメディ」そのままだし、妄想しがちなのもそう。

徐々に狂気を帯びる様や、銃を入手してからの行動、しぐさ(頭に指を当てて銃を撃つ)とか、独り言の場面とかは「タクシードライバー」そのまんまなんですよね。

なので、特に開始から1時間30分ぐらいは、オマージュというよりリメイクと言ってもいいくらいかもしれません・・・。

 

ジョーカーを観てるのに、「あ、ここタクシードライバーね」「これはキング・オブ・コメディのあの場面ね」みたいになってしまい、”ジョーカー”として純粋に楽しめなかったのが残念でした。

もっとオリジナルで作っても「ホアキン」ジョーカーならヒットしたと思うけどなぁ。

 

アーサーに共感できるか否か?

この作品の評価に影響を与えそうな要素として、主人公「アーサー」に共感できるかどうかがかなり大きいと思います。

私は正直それほど共感できなかった・・・、なぜあの心優しいアーサーが、笑いながら人を平気で殺せるジョーカーと化したかが。

 

確かに、観ていてアーサーは可哀想には思いました、何も悪くないのに暴行を受け、仕事場でもうまくいかず、子供を笑わせようとしただけなのに、その子の母親からは咎められ、母親の介護をし、その母親からは嘘をつかれ、父親かもしれないと思い会いに行った「トーマス・ウェイン」からは殴られ・・・

 

それでもですよ?それで殺人鬼になってしまう理由が良くわからなかった。

個人的な理由で、自分を騙した(義理の)母を殺すとか、ウェイン家に復讐するまではギリギリあったとしても、ジョーカーみたいになるものでしょうか?

映画を観ている大半の人達なら、”そう”はならないと思うんですよね。

 

私にとってはジョーカーへの変化が突然すぎてちょっと付いて行けず、残念でした。

あれ?急にジョーカー来た!!って感じでした。

 

共感させるのに必要だったもの

例えばこんな設定。

アーサーが急に笑い出してしまう病気を持っていましたが、ただ何となく不気味、周りから変な目で見られてしまう要因となっていましたが、ここに一つプラスしてみます。

 

アーサーが”脳内”で殺人をしている時に笑ってしまう

 

おそらく皆さんも気に入らなかったり、ムカつく人がいた時に脳内でボコボコにした経験があると思います。

特にアーサーは妄想を良くするキャラでしたので、彼が笑い出した時は「実は頭の中ではこんな事を考えていた」とすれば恐怖倍増。

そして同時に、アーサーにはもともとジョーカーになる素質があったとも思えます。

優しいアーサーでなく、アーサーはもとから狂っていたのだと納得できる。

 

ジョーカーへと変わるきっかけ

アーサーがジョーカーへと変わる”決定的”な出来事って何だっただろうか?母親に関する事実を知った所でしょうか。

確かに色んな事が積み重なった結果ですが、アーサーが30~40年生きてきたモノを覆してしまう程だったのか?

もっと若いころの多感な時期の方が、世の中に対する怒りや、愛されないことに対しての悲しみや、解決できないモヤモヤ、欲求不満が渦巻いていたのでは無いだろうか?と考えてしまいます。

それを乗り越えて、コメディアン(人を笑わせる事)を目指していた優しき男が急に狂ってしまう程だったのだろうか・・・?

 

私はアーサーを観てて、逆にジョーカーにはならないで欲しかったですね。

優しいままでいてくれよ、と。

 

ですので、個人的にはもっとアーサーが”我慢して、我慢して、耐えて、耐えて・・・それでも我慢できなかった”という描写が欲しかったですね。

溜めて溜めて、からの大爆発のカタルシス

例えばマレーをもっともっと嫌な奴ににして、前半からムカつきを溜めて最後のテレビ番組の場面につなげるとか。(ジャンゴのドクター・キング・シュルツ的な)

アーサーの怒りの対象というのがどうも分散されすぎている感じがあるので、アーサーに対する敵の存在がもう少しハッキリしてると共感しやすかったかもなぁ・・・

 

と、私の妄想です。失礼しました。

 

「アーサー」から「ジョーカー」へ

色々書きましたが、赤いスーツを纏った後は、まさしく「ジョーカー」でした。

階段での踊りや、煙草の吸い方、もはやアーサーではない堂々とした振る舞い。

いやぁ、まさしくジョーカー、カッコ良かった!!

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出典:Ratings and Reviews for New Movies and TV Shows - IMDb

 

いやぁ、良いですねぇ。

 

まとめ

というわけで、アーサーにはちょっと共感できなかったですが、それでも見ごたえ充分。

また、ジョーカー側から、後のバットマンである「ブルース・ウェイン達を見るという構図も面白い。アーサーが基本良い奴だから、ウェイン家は嫌な奴に見えちゃいますね・・・。

ヒース・レジャー」のジョーカーは狂気に満ちていて素晴らしかったですがが、ホアキン・ジョーカーはスタイリッシュでカッコいい。

 

次のジョーカー役はきっと相当なプレッシャーを受けるでしょう(笑)

 

まだ観てない人は、なんの情報も入れずに、まっさらな状態で観てほしい。

色々考えさせられる一本でした。

ジョーカー関連コミックも読みたい

 

ソフトも発売されました!