2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
今回おすすめしたいのは、バッハのヴァイオリン協奏曲の中でも、もしかしたらご存じの方も多いかもしれない『2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043』です。
特に第2楽章「ラルゴ・マ・ノン・タント(Largo, ma non tanto)」は数あるバッハの美しい曲の中でも、個人的BEST5に入る一曲です。
もう聴いて頂けたら即解ると思いますが、とにかく美しい・・。
2つのヴァイオリンで奏でられる旋律、そして何とも言えない優雅さ、幸福感。
なんかわからないけど、涙が出てきそうになります。
まるで編み物のように旋律と旋律が紡がれていくのは対位法の一つの極みといっても良いのではないでしょうか。
指揮者により演奏テンポが異なりますが、私としてはこの動画くらいのゆったり目のテンポが良いですね。
と、いきなり第2楽章から入ってしまいましたが、『2つのヴァイオリンのための協奏曲』は3曲構成です。
もちろん全曲通して聴いて頂くのが良いと思います。
第1楽章:ヴィバーチェ(Vivace)
速めテンポで”カッコいい”曲です。
もしかしたらこの第1楽章の方が有名で聴いた事ある方も多いかもしれませんね。
主題の旋律をヴァイオリン以外のパートでも繰り返していく手法で、協奏曲ですけどフーガ的な一面もある曲です。
勇ましさというか、空気がピリッとする緊張感・・・、聴いてて本当に痺れる一曲。
第2楽章:ラルゴ・マ・ノン・タント(Largo, ma non tanto)
上述した通り、私個人的に大好きな曲です。
約7分間があっという間に過ぎ去りますねぇ・・・至極のひとときです。
この曲聴いてない人は人生損してますよ!!って言いたいくらい、是非とも多くの人に聴いてほしい(笑)
第3楽章:アレグロ(Allegro)
3曲目はとにかくスリリングな曲。
映画で言えばミステリやサスペンスのような緊張感です。
そのまんま映画のサントラとして流れたとしてもバッチリ合いそう。
まとめ
というわけで名曲中の名曲なのは間違いなし!!
特に第2楽章聴いてみて下さい!!
疲れている時、心がやさぐれている時、きっと心に平穏を与えてくれます。
ギターで弾けたらいいなぁ、と思いつつもさすがにソロでは無理ですね(^^;
私個人的おすすめのアーノンクール指揮のCDはこちら。
蛇足
昔、知人から依頼されて、『第一楽章:ヴィヴァーチェ』をRPGのバトル風にアレンジしました。
お耳汚しになるかもしれませんが、良かったら聴いてください(笑)